JWネット・日本産業廃棄物処理振興センターとは?電子マニフェスト・メリット・加入方法まで詳しく解説

コラム

産業廃棄物の適正処理は、排出事業者・収集運搬業者・処分業者のすべてにとって法的義務となっています。

その中心的的な役割をしているのが、日本産業廃棄物処理振興センターです。産廃のマニフェスト(産業廃棄物管理票)は、排出事業者が産業廃棄物の処理を外部に委託する場合に廃棄物の種類、量、運搬業者、処分業者などを記載し、最終処分まで適正に処理されたかを確認・追跡する義務的な管理伝票ですが、同センターが運営しているのが電子マニフェストシステムの「JWネット」です。

日本産業廃棄物処理振興センターの概要から、JWネットの仕組み、電子マニフェストのメリット、加入方法、講習会情報などを詳しく解説します。

日本産業廃棄物処理振興センターとは

日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)は、産業廃棄物の適正処理の推進を目的として設立された公益法人です。

  • 日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)の主な業務内容は次のとおりです。
    • 電子マニフェストシステム(JWネット)の運営
    • 産業廃棄物処理に関する情報提供
    • 研修・講習会の実施
    • 不法投棄防止や適正処理推進事業

産業廃棄物管理票制度(マニフェスト制度)のデジタル化を担う中核機関として、法令に基づき電子マニフェストの登録・管理を行っています。

住所:〒110-0005
東京都台東区上野三丁目24番6号 上野フロンティアタワー 13階

代表(電話):03-5807-5911

JWネットとは

JWネット(JWNET)とは、JWセンターが運営する電子マニフェストシステムの名称です。

正式には「電子マニフェストシステム」といい、従来の紙マニフェストに代わり、インターネット上で産業廃棄物の処理状況を管理できる仕組みです。

JWネットの特徴

  • 電子マニフェストシステムの「JWネット」の特徴は次のとおりです。
    • 24時間入力・確認が可能
    • 排出事業者・収集運搬業者・処分業者が情報を共有
    • データが自動保存され、保存義務に対応
    • 行政報告(年次報告)が簡素化

現在では、多くの自治体で電子マニフェストの利用が推奨されています。

下記のURLから電子マニフェストシステム(Web方式)の操作方法を動画で見れます。
https://www.jwnet.or.jp/jwnet/manual/guide/movie/index.html

電子マニフェストとは

電子マニフェストとは、産業廃棄物管理票を電子化した制度です。

廃棄物処理法では、排出事業者に対し、産業廃棄物の処理を委託する際にマニフェストの交付・確認を義務付けています。電子マニフェストは、この法的義務をオンラインで履行する仕組みです。

廃棄物処理法第13条の2の規定に基づき、公益財団法人日本産業廃棄物処理振興センターが全国で1つの「情報処理センター」として指定され、電子マニフェストシステムの運営を行っています。

電子マニフェストを利用する場合、排出事業者と委託先の収集運搬業者、処分業者の3者が加入する必要があります。

  • 電子マニフェストの基本的な流れは次のとおりです。
    • 排出事業者がJWネットに登録
    • 収集運搬業者が運搬終了報告
    • 処分業者が処分終了報告
    • 排出事業者が最終確認

紙マニフェストでは、控えの管理・保存が必要でしたが、電子マニフェストではデータが自動保存されます。

電子マニフェストのメリット

電子マニフェストの導入により、事務処理の効率化を図ることができるとともに、データの透明性が確保され、法令の遵守を徹底することができます。

事務処理の効率化

入力操作が簡単で、手間がかかりません。画面上で廃棄物の処理状況を容易に確認できます。マニフェスト情報をダウンロードして自由に活用できます。

マニフェストの保存が不要になります。書類の倉庫など保存スペースも不要になります。

法令の遵守

法で定める必須項目をシステムで管理していますので、入力漏れを防止できます。運搬終了、処分終了、最終処分終了報告の有無を電子メールや一覧表等で確実に確認できます。終了報告の確認期限が近づくと排出事業者に注意喚起してくれます。マニフェストの紛失の心配がありません。

データの透明性

マニフェスト情報は情報処理センターが管理・保存しています。セキュリティも万全とのことです。排出、収集、処分の3者が常にマニフェスト情報を閲覧・監視することにより、不適切なマニフェストの登録・報告を防止できます。

排出事業者の産業廃棄物管理票交付等状況報告が不要

電子マニフェスト利用分は、情報処理センターが都道府県等に報告します。排出事業者の産業廃棄物管理票交付等状況報告が不要になります。

加入方法(JWネットの登録手続)

電子マニフェストを利用するには、JWネットへの加入が必要です。

  • JWネットの登録加入手続は次のとおりです。
    • JWネット公式サイトから申込書を取得
    • 必要事項を記入
    • 利用料金の支払い
    • ID・パスワード発行

利用料金

加入料金(初期費用)には年会費・マニフェスト登録件数に応じた使用料がかかります。

排出事業者・収集運搬業者・処分業者で料金体系が異なります。詳しくは下記URLをご覧ください。

利用料金 | 各種お手続き・料金 | 電子マニフェスト
JWNETは廃棄物処理法に規定された電子マニフェストシステムの愛称です。

講習会について

JWセンターでは、電子マニフェストの操作方法や制度理解のための講習会を実施しています。

  • 日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)の講習会の内容は次のとおりです。
    • 制度の概要説明
    • 操作実演
    • トラブル事例の紹介
    • 質疑応答
  • 日本産業廃棄物処理振興センター(JWセンター)の講習会・研修会の種類は次のとおりです。
    • 処理業(新規)講習会
    • 処理業(更新)講習会
    • 特管責任者講習会
    • 医療関係特管責任者講習会
    • 医療関係特管責任者講習会
    • PCB収運従事者講習会
    • マネジメント研修会
    • 建廃マネジメント研修会
    • 個別研修会(出張研修会)

オンライン開催も多く、初心者でも安心して利用開始できます。

電子マニフェストは義務化されるのか?

電子マニフェストは義務化はされていませんが、一部の自治体で利用推奨があったり、多量排出事業者へは電子化促進されています。一般的に行政手続のデジタル化推進の動きがあります

今後、電子マニフェストの利用はさらに拡大していくと考えられます。